日本文学文化概説A1課題1

閲覧数1,760
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    まず、大和政権成立以前の日本文化のあり方についてであるが、第一の特徴は、西日本の方が文化的な発展が早いという点である。例えば弥生式土器を見てみると、もっとも古い遠賀川式は北九州から瀬戸内海を経由して、伊勢湾にいたる地域で、中期のものでは、北九州で須玖式、近畿では櫛目式が、中部地方から関東にかけては、栗林式がそれぞれ発見されている。このように、北九州から近畿にかけての地域は中部以東に比べ、古い時期から弥生式土器が使用され、その種類も多様である。このような差異は、朝鮮半島との距離ということに由来する。当時は、中国を中心とする大陸が文化的に日本より発展しており、その文化が日本に流入することにより、古代日本は文化的に発展してきたからである。朝鮮半島のからの渡来人が北九州に上陸し、そこを基点として、東へと伝播していくという状態だったのである。

     また、青銅器の地域分布にも、この時代の文化的特徴が見られる。青銅器は縄文式土器と同様、朝鮮半島経由で日本に伝来したものである。伝来時期は紀元前二世紀といわれ、当初は武器として用いられていたが、後に祭祀用として用いられるようになる。その祭祀用青銅器が、北...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。