資料:106件
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P6702 異文化理解 アメリカ
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評点:B 所見:グラウンド ゼロは米国の用語で核爆弾の爆心地を意味するのでのちらの用語が先行することに留意。設題についてよくテキストと参考文献を読み込み記述している。一点だけ指摘すると、音楽方面の記述が少なかったように思えるので、その設問要素にも配慮しておくべきであろう。
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2017年
2018年
佛教通信
- 550 販売中 2019/03/05
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異文化理解 西欧 第1設題
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「EU統合はそこに暮らす人々、ひいては世界の人々の幸福にどのような貢献を果たすと考えられるか。もっとも基本的な目的と具体的な発現状況を要約して述べよ。」
現在EUは、27もの国々によって成り立っている。ヨーロッパの統合については、近年考えられて成立したわけではなく、過去何百年も前から多くの政治家や宗教家、思想家たちが、ヨーロッパの平和のための統合について構想を打ち出してきた。フランス国王フィリップの法律顧問ピエール・デュポアのヨーロッパ統一構想から始まり、シュリー公爵の「グランド・デザイン」、プロイセンのフリードリッヒ・リストが提唱した「広域経済圏創設構想」は、現EUの関税同盟や域内市場の原点になっているとされる。しかしながら構想は机上の空論で終わり、具体的に形になることはなかったのだが、第一次世界大戦後現実的な政治運動へと発展したのがカレルギーの組織した「パン・ヨーロッパ運動」であった。フランスのブリアン外相やドイツのシュトレーゼマン外相が賛成演説をしたことで国際政治の舞台で論議され、運動の成果をあげていった。しかし、結局それも世界情勢の悪化やナチスの国家主義運動に阻まれてしまった。そして第二次世界大戦が起こり、勝敗に関わらずヨーロッパの国々は経済的に大きな損傷を負うこととなったため、アメリカの援助に頼らざるを得ない状況にまで落ちぶれてしまった。アメリカではヨーロッパ復興のための援助計画「マーシャル・プラン」が発表され、その受け皿としてOEECが設立された。そしてそれはのちにOECDとなる。1950年、フランスのシューマン外相が、「シューマン・プラン」を発表した。これは、西ドイツとフランスの間で長い間紛争の原因となっていた二国にまたがるすべての石炭・鉄鋼産業を超国家的な共同管理機関にゆだね、その機関に他のヨーロッパ諸国を加盟させることを認めるというものだった。そしてその二年後、フランス、西ドイツ、イタリア、ベネルクス三国の6カ国を加盟国とした「欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)」が誕生した。これが、現在のEUの基礎となるヨーロッパ統合の始まりである。
ECSCに加えて、「ヨーロッパ経済共同体(EEC)」と「ヨーロッパ原子力共同体(ユーラトム)」が設立され、1958年1月1日に発足した。この3つの共同体を母体に経済統合に向けて大きく前進することとなり、9年後、「ヨーロッパ共同体(EC)」となった。
では、EC/EUはなぜ設立されたのか。その目的は3つある。最も重要な目的とされているのが、不戦共同体としてヨーロッパに平和をもたらすということである。そして、政治統合や共通安全保障体制を確立することによって、ヨーロッパ全体の国際的発言力を強化するということ。もうひとつは、活力あるヨーロッパを実現させるための経済的動機である。それには11カ国で導入された単一通貨ユーロ等に代表される経済的効率性の追求や、自律的な地域経済圏の構築というねらいがあった。ヨーロッパだけではなくグローバルに考えると、不戦維持ほど平和なことはない。限られた資源を奪い合い、殺傷しあうことに何の意味ももたないことは周知のとおりであり、今更改めて述べることもないといいたい。が、実際未だに悲しい現実として、醜い争いを続けている国がある。もしEC/EUが設立されていなかったらと考えたら、とんでもなく恐ろしい結果を招いていたかもしれないと安易に予想がつく。統合を恐ろしい形で実現しようとしたのが、ヒトラーのナチス・ドイツであるが、その悲惨な事実はヨーロッパの人々の心に深く切り込まれている。そし
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異文化理解
西欧
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EU統合
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異文化理解の重要性――日本の事例から
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1.はじめに
グローバル化の進展は、人々に様々な文化と接触する機会をもたらすのと同時に異なる文化を意識させてきた。また、こうした意識はしばしば人々を異文化への理解ではなく異文化に対する反発の方向に導くことがあり、そうした反発・対立は紛争やテロといった形で表面化されることもある。例えば、2008年現在も継続中のコソボ紛争やダルフール紛争は、複数の民族・宗教・文化が存在する地域で起きている紛争だ。
もちろん国家や地域は、文化的要因だけでなく政治、経済、文化など様々な要因から成り立っており、国家・地域間の関係もそうした要因を反映したものになっている。しかし今回は、そうした様々な要因の中から文化に着目したい。そこで、日本をめぐる事例を2つ取り上げて、国家・地域間関係における異文化理解の重要性について考察した。
2.日帝風水謀略説
まず、異文化理解をめぐる日本と韓国の事例として、「日帝風水謀略説」(以下、日帝説とする)を紹介したい。日帝断脈説と呼ばれることもあるが、これは名前の通り風水思想に基づく説である。この説は、金泳三政権下(1993-98年)で行われた「歴史建て直し事業」の一環として、戦
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