R0111 日本文学概論 第2設題 国木田独歩

閲覧数1,630
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国木田独歩作「忘れ得ぬ人々」を読み、そこに表現されている人間認識及び人生観について述べよ。
      はじめに
    Ⅰ 本作品の主題
    Ⅱ 「自然」が本作品の主題となる根拠
    Ⅲ 筆者の見解
    はじめに
    本論文では、国木田独歩作「忘れ得ぬ人々」に関しての考察を行う。まず、独歩が本作品において表現しようとした主題を、独歩の人間認識及び人生観という観点から、筆者なりの考えで提示する。そして、その主題及び人間観、人生観に対する筆者の考えを、現代社会と照らし合わせて述べる。
    Ⅰ 本作品の主題
    筆者は、本作品の主題が「自然」であると考えた。そして独歩が描こうとしたこの「自然」という主題には二点の意味が含まれていたと筆者は考える。一点目は山・川・海など風景としての「自然」、二点目は「ありのまま」という意味の「自然」である。
    Ⅱ 「自然」が本作品の主題となる根拠
    では、筆者が本作品の主題を「自然」であると考えた根拠を二点提示する。
    一点目であるが、まず下記の文章に注目してほしい。下記の文章は本作品の冒頭である。
    「多摩川の二子の渡をわたつて少しばかり行くと溝口といふ宿場がある。其中程に亀屋といふ旅人宿がある。恰度三...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。