子どもの遊びは年齢によってどう変化していくかであるが、遊びの発達は子どもの身体能力や認知能力の発達に並行してその種類・形態が広がっていく。遊びは本来自由なものでありその数は無限であるが、乳児期・幼児期・児童期へと成長するにつれ遊び方が大体の方向性を持つようになっていく。シャロッテ・ビューラーの分類でいえば、まず幼児前期までは手足を動かして楽しんだり、音を聞いたり、機能の発達に沿ってその存在を認めたり探索したりする機能遊びをする。そして絵本を読んで楽しんだり、童話を聞いたり音楽を聞いたりして喜ぶような受容遊びが増えていき、幼児期後期には積み木や粘土などでものを作ったり、組み立てたり、描画するとい...