昭和三十年代後半以降、日本の経済成長は著しいものであり個人所得もあがりそれにともない個人消費も伸び高度経済成長期の大量生産・大量消費の時代に入っていった。このような発展は農林漁業という第一次産業中心の産業から鉱業・建設業・製造業などの第二次産業、そして流通・サービス業を中心とする第三次産業へとその主流を移していった。
そのような社会構造の変化と同じように家族も変化している。三世帯家族が主流だったものが少しずつ二世帯、核家族と構成人数が減り、今では少子高齢化と言われるほど子どもの数が減っている。また核家族以外の大学進学者や単身赴任、高齢者の独り暮らしなどの単独世帯や高齢者夫婦世帯も増加し、今...