自分のライフスタイルについて
ライフスタイルは、単なる生活様式であるが、各個人がどのような生活様式を取るかは個人の人生観や価値観や習慣に大きく依存する。「悲鳴をあげる身体」(鷲田清和)でも人間というのは自己の身体を所有してなく、所属するコミュニティの文化を内包するという。自分自身、名前を親から与えられ、何が正しいか悪いかの価値観も自分の環境と触れ合ってきて経験してきて受け入れてきたものでしかない。その経験を基にして、ライフスタイルを考える時、個人という括りではずいぶんと狭いように思う。
今私が確立しているライフスタイルはあくまで東工大理学部一年の環境下のものである。これは高校のときのライフスタイルとあきらかに違う。外部環境と複雑に絡み合っている割にはごく単純な環境の変化でライフスタイルは変わる。これから考えると今後、成人して社会に出て行く過程で、仕事についたり、結婚したり、家族をもったりするとライフスタイルというものは微小な個人の環境の変化にも敏感に反応して変化していくと思う。
そのような個人の環境の変化に合わせて、ゆっくりと時間をかけて自分のライフスタイルを変化させていくこともあるが...