発達心理学(道徳性の発達)

閲覧数1,684
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    発達心理学Ⅰ                       

    ①道徳性の発達についての概要をまとめ、②2つの道徳性の発達とそれにかかわる要因について整理し、さらにそれらがあることの意味を考えなさい。

    ① 私達人間は、道徳的価値観というものをどの様にして獲得するのだろうか。ローレンス・コールバーグは、人は道徳的価値観を思考や推論を通して学んでゆくものなのだと考え、自身の研究において、道徳的判断よりもその背後にある道徳的理由づけや思考様式の発達に焦点を当てた。彼が用いたのは、ジレンマ(価値葛藤)のある物語を掲示し、主人公がどうするべきであったかを問うという判断・意思決定課題であり、それを通して、道徳的思考の発達の様相を捉えようとした。そして、コールバーグはその結果から六つの発達段階を確定した。

    段階一として大人に叱られるなど出来事の結果が判断基準になっており(他律的道徳)、段階二では自分にとって損か得かが判断基準になっている(個人主義的段階)。この二段階は、社会的な慣習を維持するかどうかという観点とは無縁で自己中心的な判断となっており、これを「前慣習的水準」と呼ぶ。

    段階三は自分の周...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。