ネットワーク論

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     近年、日本社会におけるコンピュータネットワークの普及率は増加の一途をたどっている。財団法人インターネット協会が監修している「インターネット白書2004」によると、日本のインターネット人口は2003年12月の段階で6000万人越え、2004年12月末で6700万人になるであろうと予測している。また、インターネット世帯浸透率(利用場所、接続機器を問わずインターネット利用者がいる世帯の比率)は78.1%であると発表しており、この数値はインターネットへの接続がもはや日常化されていることを証明している。
     インターネット利用者の増加に伴い、2003年度からスタートした新しい高校の学習指導要領に情報の科目が設置され、情報処理などを学習することとなった。2002年度以降情報科の教員養成コースを設置する大学も増え、学習院大学においても2003年度以降、高等学校1種「情報」の免許状を取得できるようになった。しかし、実際の教育現場では情報の科目を教えられる教員が足りず、コンピュータを扱える理系の教員が代理で指導している場合も多い。このことからも、日本におけるコンピュータ教育が遅れていることがわかる。私は...

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