図工科指導法

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    ロダン
    私は、小学生の時にロダンの『地獄の門(考える人)』について学んだ。そんな思い出深い作品が身近な美術館で鑑賞出来た。まず、指導者がその作品に興味を持っていることは大切だと考える。静岡県立美術館では、実際に触ってみることも可能であり、『地獄の門』の他に様々なロダンの作品が展示してある。ロダンが作った1つの作品にだけ注目して鑑賞するのではなく、そこからその作品を生み出した文化や、時代背景、作者の個性、国や地域や時代などによる造形的感性の違いや表現手法の影響など、その作品との関連性なども考えながら鑑賞していくことも必要だと考える。
    はじめに、ロダンの歴史や作品について説明していく。ロダン(オーギュスト・ロダン 1840-1917)は、子どもの頃から画家になりたいと思い、画の勉強をしていた。画の勉強をしていたものの、パリの国立美術学校の入試に3年続けて失敗したため、建築装飾の職人になって、腕を磨いた。若い時は、自分の作品に満足せず、次々に作品を作っていった。ギリシア彫刻やミケンランジェロに学んで、自然な人間のつくられ方を彼らしく学び取っていった。彼は、自然の美しさを愛し、人体を通して生か...

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