グローバル化の現代社会と日本人の英語力
現在、英語が最も広くの国・地域で活用されている公用語であることは周知の事実だろう。2007年の段階で約60カ国以上の国々が英語を主要言語、または公用語とみなしている(瀧本,2007)。Crystal(1995)による資料では、英語を母語としている人口数は約3億8千万人、英語を第2外国語とする人口数は約9千8百万人、合計すると、約4億8千万の人々が英語を母語、または第2外国語として使用していることが分かっている、この人口数は世界人口の約8%にも及ぶ。また、最近では情報化社会の促進により、インターネットが普及した。それにより、国際間の距離が縮まり英語に接する機会がますます多くなり、国際的な学術会議、ビジネスや海外旅行時のときのみに止まらず、日常生活においても意思疎通の手段として英語を使用しなければならないときは少なくない(瀧本,2007)。近年に入り外国人労働者、外国人移住者の人数は急激に増えた。これは先ほど記述した、インターネットの普及による国際間の距離が縮まったことも1つの原因として挙げられるが、そのことも含めたグローバル化社会の影響がここにある...