家庭教育について
本稿のねらい 生まれた時点での格差、高等教育を受けることが家庭の経済状況に左右されない機会の平等を実現した社会を創るために、政府の歳出における教育関連予算を増やし、家計における教育費への支出に重い税をかすことで機械の平等を目指すことを本稿のねらいとする。
本文
現在の問題
―本当の「格差社会」とはなにか
「格差社会」いう言葉は一種の流行語のようにあらゆるところで叫ばれている。この「格
差」という言葉は小泉政権の後半から言われていたものであるが、「地方間の格差」「世代
間の格差」といった言葉で、この夏の参議院選挙においても小泉改革の結果「格差」が生ま
れたということが声高にいわれていた。そして選挙の結果としては「地方間の格差」の是
正などを訴え旧来の自民党的地方へのばら撒きがたの補助金政策を公約に掲げていた小
沢民主党が歴史的勝利を収め、参議院の過半数の議席を取ったことは記憶に新しいとこ
ろである。
では、格差とはいったい何なのだろうか。われわれは格差社会だと騒ぐ前に格差とはどのようなもので、それは悪いことなのかそうではないのかというこ...