ジェンダーとイメージ~テレビCM、広告における女性のイメージ~
女性のイメージというものはその時代ごとで大幅に違ってくるものである。本講義の「世紀末美術にみる女性のイメージ」の中でも言及されたように、この時代女性は「男を騙す」や「女性への恐怖」というイメージがあった。それに影響を受け、世紀末の美術家(画家)たちも女性の髪の毛などを強調する形で絵画に臨み、女性のイメージをそこに表している。では現代において女性は一体どのようなイメージで世の中に捉えられているのだろうか。私は、最近のテレビのCMや広告などから、以下の2つのイメージが抱かれているのではないかと思った。
1、「やさしさ」
一般的に女性は「母性」というやさしさを帯びている存在だと思われる。企業からしてみれば商品を買う客層、ターゲットに合わせてそのアドバータイズメントの行うわけだが、その時にその商品のイメージを定めることが重要性を帯びてくる。たとえば車のCM、広告1つとってみても、その車のイメージが違えば当然そこに登場する役者の異性も異なる。ん日産のFUGAという車は「高性能」、「高級車」、「スタイリッシュ」というイメージを持って...