聖徳大学 公衆衛生学 第二課題

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    第二課題 第一設題
    <現代の日本における高齢者の精神障害>
     高齢者は、若・壮年層に比べて約4倍の頻度で精神障
    害にかかりやすいとされている。身体の病気にかかった
    場合でも、様々な精神症状が現れることも珍しくはない。
    例えば、慢性の身体疾患に伴ってうつ病となったり、あ
    るいは骨折や手術後に痴呆や厳格、妄想状態を起こすこ
    とはしばしばあるようである。高齢者精神障害には、高
    齢者特有のものと、高齢者になって初めて発病するもの、
    若年のときに発症してそのまま高齢になっても患ってい
    る、あるいは再発したものが考えられる。
     一般的には、脳器質性精神障害(脳組織そのものに異
    常がみられるもの)、脳機能性精神障害(脳の動きだけに
    異常があらわれるもの)、幻覚妄想病、神経症などがある。
    <高齢者の精神疾患の特徴>
     発病の原因はひとつではない。元々のなりやすさ、
    身体的異常、性格の偏り、環境上の問題、知的機能の低
    下、これまでの生活における問題など、様々な要因が絡
    んでいる。また、身体の疾病に伴っていることも多い。
    脳の老化と関連した症候群を起こしやすく、それには意
    識障害を主とした急性のものと、痴...

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