大学の「博物館実習講義」のレポートです。
「テーマを設定し、2館以上を比較して考えを述べよ」
という課題に対して、「子どもに対する博物館の対応について」を書きました。
京都大学総合博物館、国立京都近代美術館を比較しております。
博物館学芸員課程のレポートとして出題されそうな内容なので、
参考にしていただけると嬉しいです。
博物館学芸員課程の方、通信学習の方にオススメです♪
合格をいただいたレポートです。
子どもの来場者への対応についての比較
研究対象博物館 1:京都国立近代美術館(訪問日:2009 年 6 月 29 日)
2:京都大学総合博物館(訪問日:2009 年 6 月 29 日)
はじめに
本研究は上記の2つの博物館を対象に「子どもの視点から展示物を見る」と
いうことを比較した。子どもの時から美術館や博物館に訪れることは感性を広
げることができる。しかし、その子どもに対してどの程度、対応できるように
なっているかと言うことが気になり、本研究を行うことにした。
本研究の主な比較内容
1、 子ども目線(下から 110cm 程度)で展示品を見て、大人目線(160cm)
から見るのとどのくらい異なるのか。
2、 子ども向けのイベントをしているかどうか。
研究対象博物館 1:京都国立近代美術館
展示物は、油絵・日本画・立体物などがあった。まず、油絵(写真 1)につい
ては、見る高さにより、照明の反射加減が異なっていた。大人の目線で見ると
上のあたりが反射しており、反射範囲は狭い。しかし、子どもの目線からでは
真ん中あたりが反射し、反射範囲は広い。一般のお客さんに「照明がキラキラ
して見に...