大学の「教育学概論」のレポートして、
「高度な知能を無駄にしないためには」をテーマに書きました。
参考文献は、山内乾史編著『教育から職業へのトランジション』です。
具体的には「大学院博士課程卒業者の就職難」について書いています。
似たようなレポートで悩んでる方の参考になれば良いなと思います。
また、現役の大学生はこの社会問題を、このように見てると知りたい方も読んでください。
社会学科、法学科、教育学科の学生、通信学習の方にオススメです♪
合格をいただいたレポートです。
高度な知能を無駄にしないためには
近年、大学院博士課程卒業者の就職難が騒がれているが、どうすれば良いのであろう
か。近年では、景気の上向きから売り手市場と呼ばれ、厚生労働省による「平成17年
度大学等卒業就職状況調査(平成18年4月1日現在について)によると大学の就職率
は95.3%と安定している。一方、文部科学省平成18年度学校基本調査によれば、
大学院修士課程修了者の就職率は、70.0%まで下がり、博士課程修了者になると5
7.4%、2人に1人は就職できていない状況である。しかし、これは理系文系合わせ
た数値であり、文系(人文科学系)になるとさらにひどい。就職率は修士終了で、31.
0%、博士終了なら29.4%にもなる。文系であろうと理系であろうとこれからの日
本を支えていく重要な人材であるにも関わらずこのような状況である。
では、なぜこのようなことになるのか。それには日本企業の新入社員教育が関係して
いると思う。日本の企業では、募集用件に「学部学科不問」と書かれているところが大
半である。つまりどういうことか、企業に入ってから一から教育すると言うことではな
いだろうか。そうなれ...