佛教大学、リポート、生徒指導・進路指導の研究(初等)、教育相談、レポート
生徒指導・進路指導の研究(初等)
評価A 教育相談の定義のもつ意味が正確に把握されています。いじめや不登校の事例への対処もしっかり言及できており、たいへんよくまとまっています
「小学校において教育相談をおこなう場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明してください。」
最近の学校教育において問題となるテーマに「いじめ」や「不登校」がある。『平成13年学校基本調査報告書』(文部科学省)の統計によると、いじめの発生件数は減少傾向にあり、平成12年度は約1万件となっている。しかし、テキストにも指摘されるように、この数字の変化が実際の件数の減少を意味するのか、いじめの巧妙化や潜在化を意味するのかは分からない。また、同統計による不登校児童数は、増加傾向にあり、平成12年度では約2万人。小学生の279人に1人の割合が不登校になっていることが分かる。小学校の規模にもよるが、私の地元で考えると、各学校に1人の割合、大都市の学校になると各学校に2人以上の割合になる。このデータは統計であり、氷山の一角であると考えると現実はもっと多い割合であると考えられる。
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