心理学 設題2・記憶の過程について-②

閲覧数1,805
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    設題2
    (1)記憶 
    記憶は、「覚えること」、「覚えていること」、「思い出すこと」の三つの段階からなっており、それぞれ、記銘(符号化)、貯蔵、検索(再生)と呼ばれる。第一の段階は、情報を記憶に貯蔵するときの過程で記銘と呼ばれる。これは、学習内容を人間の既存のスキーマ(物事を理解したり、一連の行動をとったりする際に利用される体系的な知識)に組み込んでいくという作業である

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設題2
    (1)記憶 
    記憶は、「覚えること」、「覚えていること」、「思い出すこと」の三つの段階からなっており、それぞれ、記銘(符号化)、貯蔵、検索(再生)と呼ばれる。第一の段階は、情報を記憶に貯蔵するときの過程で記銘と呼ばれる。これは、学習内容を人間の既存のスキーマ(物事を理解したり、一連の行動をとったりする際に利用される体系的な知識)に組み込んでいくという作業である。
    第二の段階は貯蔵で、情報を記憶に保持する過程である。新しいことに注意を向けることによって記銘された初期段階の記憶(感覚記憶)は、非常に短い時間の情報の貯蔵であるため、記銘のあと、必要に応じて情報を短時間貯蔵しておくための記憶システム(短期記憶)に記憶が移行しても、ある程度は覚えていられるが、残りは忘れてしまう。そこで記憶をよりよく貯蔵するためにリハーサル、精緻化などを行う。
     リハーサルとは、短期記憶に貯蔵された情報を、反復想起することによって長期にわたって覚えていられる記憶(長期記憶)に移し変えることである。ただ同じ内容を反復するだけの維持リハーサルと、意味的処理によって既存のスキーマと関連付ける精緻化リハーサルに区...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。