実践神学24:パウロにおける異邦人問題

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パウロの宣教−異邦人伝道の意義
 今日のキリスト教がキリスト教として確立する過程においてパウロの異邦人に対する伝道が大きな契機となっている。初期のキリスト者はユダヤ教の分派として存在していた。それはイエス自身もユダヤ教徒であり、彼の生前の伝道は新しい新興宗教を作るためのものではなく、ユダヤ教徒を悔い改めさせるものであったからだ。そして、イエスが十字架にかけられた後の使徒達はユダヤ教の律法を守りつつもイエス・キリストが主であると信じていたのだ。問題となるのはその宣教の幅を異邦人にまで広げたときに彼らもユダヤの律法を遵守すべきかどうかであった。ユダヤ人にとってユダヤ教は民族宗教であり、ユダヤ人キリスト者にとって、イエスを信じる事とユダヤ教の律法を守る事の両立は然程問題とはならなかったのだ。しかし、パウロが「ただイエス・キリストへの信仰によって義とし・・・」(ガラテア2:16)と言ったようにキリスト教はイエス・キリストによってのみ救われるのである。この論理によれば、キリスト教においてユダヤ教の律法は救いの中心ではない。イエス・キリストヘの信仰のみによって救われるとしたら、ユダヤ教を背景に持た...

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