『わが国で自然災害が発生した地域をひとつ選び、過去の自然災害と被害について述べ、その発生原因と対策を地図を示して考察せよ』
このリポートでは、まず自然災害とはどういったものかを確認し、次に私の出身地である兵庫県で発生した阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)をとりあげ、その概要と被害について述べ、そしてその発生原因と対策を考察していくことにしたい。
○自然災害
災害とは暴風・豪雨・豪雪・洪水・高潮・地震・津波・噴火等の自然現象の変化による自然災害を指すが、人為的な原因による大きな事故(人的災害・人災)も災害に含むことが多い。人災か天災かの判断は、難しい場合もあるが、四日市ぜんそく・イタイイタイ病・水俣病等は明らかに人災であるのに対して、地震・津波・台風・高潮・集中豪雨そのものは自然災害である。
それでは、近年日本で発生したもっとも大きな自然災害である、阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)ついて、まず地震の概要と被害状況を見ていく。
○兵庫県南部地震の概要と被害状況
1、概要
①発生年月日、平成7年(1995年)1月17日(火)5時46
分
②地震名、平成7年(1995年)兵庫県南部地...