商学総論1

閲覧数1,205
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1. はじめに
     商業の研究対象には、生産者より消費者に至る商品の移転を、経営的にあるいは個別経済的に研究する意思活動の視点と、経済的あるいは国民経済的に研究する流通現象の視点の2つが認められる。前者は、経営学の一分科としての商業経営学の研究対象(商業経営的研究)であり、後者は、社会経営学あるいは国民経済学の一分科としての商業経済学の研究対象(商業経済的研究)である。以下にこの2つの研究対象について説明するが、2つの研究は個々別々に存在するものではなく、両者は相関連し、並存している。 
    2. 商業経営的研究と商業経済的研究
    2.1 商業経営的研究
     商業経営学的商品流通の研究は、商品を具体的に移転させる取引流通過程における各段階の流通活動、商品取引活動を支配する諸原理を発見し、商業の経営政策樹立の基礎を明らかにすることにある。また、生産と消費の合理的統一と経済的合致、流通活動の合理化と能率増進を終局的な目標とする。
     2.2 商業経済的研究
     商業経済的商品流通の研究は、商品の移転を、社会経済的現象として捉え、生産と消費を統一整合させる原則を発見し、商業の経済政策の基礎、規範科学あるい...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。