従来の知識伝達を重視した授業の設計と評価に対して主体的な学習を基本とする授業について設計と評価の
特徴を比較し、その比較の視点毎にまとめて
授業設計ならびに評価についての留意点を述べよ。
情報社会といわれる現代、教育現場にもコンピュータやインターネットなどの情報通信技術が導入されるようになり、子どもたちがさまざまな情報にアクセスする機会や、教育を受ける機会は格段と広がっている。しかし、一方では日本の子どもたちの学力低下や学習意欲の低下が社会問題となっている。このような状況の中、教師にはこれまでの知識伝達の授業ではなく、より高度で柔軟な授業設計、授業分析、学習管理などの専門的技術が求められている。
2003年度からスタートした新教育課程では、教師が育てるべき4つの学力を提唱している。
①基礎的な学力A…読み書き、計算といった教科書の基礎的な学力をつけ、更に、子供の将来社会生活の基礎となるもの。 ②基礎的な学力B…指導要領で明示されている目標と内容に基づく強化の学力。 ③発展的な学力…指導要領の範囲内に収まらず、それ以上の内容にチャレンジする。 ④実践的な学力…これまで学習したことや培...