■リポート設題
第1設題 8枚(横書き)
(1)新しい小学校学習指導要領家庭科の示す「内容」のすべての項目を転記し、各項目について、自分自身が達成できているかを4段階で自己評価しなさい(書式は問わない、2~3枚程度)。
(2)(1)の評価、およびこれまで受けてきた家庭科の授業を振り返り、さらに新学習指導要領 家庭科の「目標」を理解した上で、小学校家庭科教育のあり方について考えを述べなさい(規定の書式で、5~6枚)。
■リポート学習の留意点
今年度は、『家庭科教育法』(佛教大学通信教育部)と『小学校学習指導要領解説家庭編』(平成20年8月発行)の2冊をテキストとします。『家庭科教育法』は、現行の指導要領に基づいて執筆されていますので、第3章1節 <改善の方向>と第4章1~3節<目標と内容>は、『小学校学習指導要領解説家庭編』(平成20年8月発行)で学習してください。
今回の改訂では指導内容の枠組みが変わりましたが、目標の基本的な捉え方や指導内容は大きく変わっていませんので、上記以外は『家庭科教育法』で学習してください。特に7章の授業例を通して、具体的な授業構成や指導案の作成を学習してください。
学習の要点1,2,3 →『小学校学習指導要領解説家庭編』(平成20年8月発行)で学習してください。
学習の要点4,5(1)(2) →『家庭科教育法』で学習してください。
リポート作成について
自分自身の生活態度、知識、技能を省みて、生活の姿勢と深く関わる家庭科の目標、特性を理解し、教科意義やどのような授業実践が望ましいのか考察してください。教科の理解には、テキストやその他文献も参考にすること。
第1設題の留意点
(1)指導内容のすべての項目を転記し、それぞれについて◎(よくできている)○(概ねできている)△(あまりできていない)×(できていない)の評価をする。書式設定は指定しないが、2~3枚程度になるように、自己評価もわかりやすく示すこと。
(2)設題の主旨を理解し、自分の言葉で論理的に述べること。
(3)テキストおよび他の文献を引用した箇所には「 」をつけ、出典を示すこと。
■リポート添削・評価の基準および留意点
リポート添削・評価の基準:
・リポート評価は(2)に対してのみ行う。ただし、(1)の課題ができていないものはD評価、不十分な場合は減点とする。
・(2)自己の振り返り、理解を通して、考察ができているか、独自性のある意見が論理的に述べられているかを評価する。
設題から論点が外れているもの、自分の意見や考察が述べられていないもの、新指導要領が確認できていないものはD評価となる。
留意点:
この設題は、自己の振り返りを含む考察を求めるものであるから、リポートの貸し借り、転記等は厳禁とする。同一、類似リポートに関しては両者の単位を認定しないこともある。
■学習の到達目標、科目最終試験における成績評価の基準および「答案」作成上の留意点
「学習の要点」に書かれた学習目標にそって、学習を進めること。その理解度を試験で測り、その到達度に対して成績評価する。
出題の要点を正しく理解し、テキストの内容を概ね理解して解答できていれば、60点とする。必要な事項がすべて含まれ、論理的に記述できていれば80点とし、論述の展開と学習の深まりにより20点を上限に加点する。
『(1)新しい小学校学習指導要領家庭科の示す「内容」のすべての項目を転記し、各項目について、自分自身が達成できているかを4段階で自己評価しなさい。(2)(1)の評価、およびこれまで受けてきた家庭科の授業を振り返り、さらに新学習指導要領家庭科の「目標」を理解した上で、小学校家庭科教育のあり方について考えを述べなさい。』
A 家庭生活と家族
(1) 自分の成長と家族について,次の事項を指導する。
ア自分の成長を自覚することを通して,家庭生活と家族の大切さに気付くこと。◎
(2) 家庭生活と仕事について,次の事項を指導する。
ア家庭には自分や家族の生活を支える仕事があることが分かり,自分の分担する仕事ができること。◎
イ生活時間の有効な使い方を工夫し,家族に協力すること。◎
(3) 家族や近隣の人々とのかかわりについて,次の事項を指導する。
ア家族との触れ合いや団らんを楽しくする工夫をすること。○
イ近隣の人々とのかかわりを考え,自分の家庭生活を工夫すること。△
B 日常の食事と調理の基礎
(1) 食事の役割について,次の事項を指導する。
ア食事の役割を知り,日常の食事の大切さに気付くこと...