■リポート設題
第1設題 8枚(横書き)
ご飯、みそ汁のほかに2品を加えた一食の献立を作成、調理して(1)~(3)を記述し、出来上がり写真を添付しなさい。※(1)~(4)は最初に転記せず、本文中に見出しとして書く。
(1)それぞれの材料と作り方
(2)「三色食品群」「6つの食品群」から栄養バランスの検討
(3)考察 (ア)鍋での炊飯について、(イ)みそ汁について、(ウ)おかずについて、(エ)所要時間と作業効率について
(4)配膳した写真を添付する(添付ができない時は、留意点の指示に従う)
■リポート学習の留意点
テキストには、家庭科の基礎的な知識がまとめられているので、よく読んで充分理解していただきたい。その上で、興味のある内容や疑問については、文献やインターネットなどで調べて、理解を深めることが望まれる。どの領域においても、子どもの生活の現状や課題を意識しながら学習することが望ましい。
学習指導要領の内容の改訂を反映して、学習の要点も変わっているので注意のこと。
家庭科の技能、技術は特に個人差が大きいと思われるが、必ず実際に取り組み、リポート作成するように。献立作成、調理法、栄養の基礎的な事項を確認した上で、材料の調達から後始末まで、学習の意識を持って取り組んでいただきたい。そして食作りの大切さを感じるとともに、今後も継続され、スキルアップにつなげてほしい。
第1設題の留意点
(1) 使う材料は合わせて10品目以上(調味料を除く)とする。調味料以外の1人分の概量を示すこと。ごはんは小学校家庭科で行うように鍋で炊く(小学校教科書に詳しく説明されている)。みそ汁はだしをとる。
(2) 2つの食品群について、すべての食材を分類した上で検討し、改善点を述べる。
(3) 今回の調理を通して感じたことや学んだことなどを考察する(一般論や献立、手順等の説明は不要)。
(4) 日にちと名前を書いた紙を置いて撮影する。SSTnetを利用してリポートを提出する際は画像データに不備がないように注意すること。写真が添付できない場合は(4)として9~10枚目に、調理の手順や様子を詳細に記述すること。
炊飯は必ず鍋を用い、火加減と時間に充分注意すること。他の献立と同時にするのが難しいと思われる時は、鍋による炊飯を別の時にすればよいであろう。
■リポート添削・評価の基準および留意点
献立・材料・作り方が適切であるか、食品群の分類や栄養の検討が適切であるか、調理を通した考察ができているかを評価する。実際に調理していないと思われる(調理を通した考察がない)場合、設題に適合していないものはD評価となる。不適切な箇所が多いものはDまたはC評価となる。献立やリポートのまとめ方に工夫があるもの、考察がよくできているものはA評価となる。
■学習の到達目標、科目最終試験における成績評価の基準および「答案」作成上の留意点
「学習の要点」に書かれた学習目標にそって、テキスト学習を進めること。その理解度を試験で測り、その到達度に対して成績評価する。
出題の要点を正しく理解し、テキストの内容を概ね理解して解答できていれば60点とする。必要な事項がすべて含まれ、論理的に記述できていれば80点とし、論述の展開と学習の深まりにより20点を上限に加点する。
『ご飯、みそ汁のほかに2品を加えた一食の献立を作成、調理して(1)~(3)を記述し、出来上がり写真を添付しなさい。』
(1)それぞれの材料と作り方
~献立~ 「ご飯」、「みそ汁」、
「チーズ入りいりたまご」、「野菜炒め」
*ご飯 米180g、水120g
➀米を計って洗う(ざるにあげて水をきっておく)
②水を計る
③吸水させる(30分以上)
④炊く(沸騰するまでは中~強火で8~10分、ふきこぼれない程度に火を弱めて2~3分、水が引いたら弱火にして12~15分)
⑤蒸らす(約10分)
⑥盛り付ける
*みそ汁
水170ml(蒸発分20ml含む)、味噌15g、
にぼし5g、油揚げ7g、ねぎ10g
➀だしを準備する(分量の水に、頭とはらわたを取り除いたにぼしをつけておく)
②材料を洗って切る(油揚げ:短冊切り ねぎ:輪切り)
③だしをとる(火にかけ、中火で5分間煮る)
④材料を入れて煮る(油揚げを入れる)
⑤みそを加える(みそを入れてから長く煮ない)
⑥盛り付ける(ねぎを入れ、沸騰したら火を消す)
*チーズ入りいりたまご 卵1個、牛乳10ml、バター4g、とろけるチーズ...