1.学習指導案とは
学習指導案は、教師の設計図とも言え、時案、指導案、授業案、教案などと呼ばれ、単位時間の指導計画のことである。学習指導案は、指導目標、指導内容、指導過程をはじめ、指導上の留意事項、評価に至るまで計画するのもであり、まずよい授業を期待するのは、その設計図に真剣に取り組むことがはじまりと言える。
学習指導案の種類は、細案と略案の2種類があり、細案は正式なもので、主として研究授業用のもの、略案は通常の授業用のものであり、細案の本時の部分を示すものである。書式は様々あり、決まったものはないが、一般的に、①単元名②単元設定の理由③単元の目標④指導計画⑤本時の計画(その中に、ねらい、展開、評価の観点を示しておく)を盛り込んだものとなっている。
2.取り上げる学年の該当単元について
○3学年 社会科
2.人びとのしごととわたしたちのくらし 『農家のしごと』
小学校学習指導要領社会編第3章第1節1.目標
(1)地域の産業や消費生活の様子、人々の健康な生活や良好な生活環境及び安全を守るための諸活動について理解できるようにし、地域社会の一員としての自覚を持つようにする。
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