超伝導物質の電気抵抗測定ⅱ

閲覧数2,099
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.目的
    酸化物超高温伝導体の電気抵抗の温度依存性(温度によってどのように変わるか)を測
    定し、超伝導状態に対する理解を深める。
    2.原理
    一般に、金属の電気抵抗は温度を下げると小さくなり、半導体や絶縁体の電気抵抗は温
    度を下げると大きくなる。いくつかの金属は低音で超伝導状態に転移し、この超伝導状態
    では、 ①完全導電性(電気抵抗がゼロ)
    ②完全反磁性(超伝導内部の磁束密度を排除する性質:マイスナー効果)
    の二つの特徴を示す。
    常伝導状態から超伝導状態に変わる温度は物質に固有であり、この温度を超伝導転移温
    度とよぶ。4端子法による電気抵抗の測定を行い、超伝導体の抵抗が低温で 0 になること
    を(完全導電性)を検証する。
    3.使用器具
    試料容器(超伝導体を封入)、電気抵抗計測装置、デジタルマルチメーター(温度計測装置)
    試料冷却用低温容器(魔法瓶、スタンド
    4.実験方法
    液体窒素を魔法瓶に入れる(入れる際は気をつける)。そして、電圧測定回路のゼロ調整を
    する。まず、常温での電圧を測り、その後、急激に端子間電圧が変わるまで、10℃ごとに
    電圧を記録していく、急激に変化...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。