脳内出血 脳内に出血する疾患 大きくは高血圧性脳内出血と、非高血圧性脳内出血に分類される。 高血圧性 細動脈の端にできた微小脳動脈瘤が破裂してできる ・活動時の発症が多い。 ・しばしば頭痛がある。 ・発症部位により症状は異なる。 ・一般に巣症状(=局所症状)を伴う事が多く、言語障害や片麻痺が多い ・局所神経徴候・・・急速に進展する。多くは数時間以内 ・高血圧症の既往があり、発症時には血圧が著しく上昇していることが多い 高血圧性脳内出血)喫煙、糖尿病、動脈硬化症、種々の出血性疾患 非高血圧性脳内出血)もやもや病、脳動静脈奇形、脳アミロイド血管障害、脳腫瘍内出血など 脳内出血には更に以下の分類がある <皮質下出血> 致死的となることは少ないが部位により巣症状(高次脳機能障害)を生じる。高齢者に多い。 <大脳基底核と視床の出血> 中大脳動脈の穿通枝からの出血。中大脳動脈という太い動脈から急激に細い動脈に変化するからこの2ヶ所からの出血が多い。 <被殻出血> レンズ核線条体動脈外側枝から出血する。血腫が大きいと対側の片麻痺が生ずるほか、優位半球からの出血なら失語...