児童心理学3

閲覧数1,338
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.知能の発達に影響する環境的要因および心理的要因について
    2.フラストレーション耐性について説明し、その育成の要因について

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1 知能は、もともと同一の学習課題や課題場面で、人がそれぞれ異なった能力や行動を示す事実から問題にされた。能力について、今日でも一致した見解は得られていない。しかし、最近の児童心理学における動向としては、知能を環境への適応能力とする考えがほぼ受け入れられている。
     知能に関する子どもをとりまく環境的要因について、ビングの行った観察の結果、高能力群の子どもの母親に次のような特徴が見られた。①幼児期から言語刺激を多く与えている。②食事時などの会話に参加させている。③子どもが失敗してもあまりとがめない。④児童期になって物語の本を多く与えている。⑤幼児期から注意深さをしつけている。⑥求められて初めて援助を与える。等である。幼児期から児童期にかけて、子どもの気持ちになって応答し、1つ1つの行動を丁寧に確実におこなうようしむけていく養育態度は、対象や場面を的確に把握する構えと一定の活動を正確に遂行する行動型を形成する上で重要な意味をもつ。子どもが環境に積極的に働きかけ、多くの経験を蓄積し多様な課題解決の機会を持つことは、認知発達の基礎である。子どもの順調な知能の発達を期待する時、生活環境を整備し、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。