刑事訴訟法_囮捜査(おとり捜査)/B評価合格/中央大学法学部通信教育課程

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    資料紹介

    文字数:2千文字(2,000文字)程度
    課題レポートです。
    中央大学法学部通信教育課程のほか、他大学の法学部、文系学部の法律系科目等の書き方の例として、参考にお使いください。(このままの引用はおすすめしません)
    参考文献は文末です。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    分野:おとり捜査の刑事訴訟手続における問題点、適法性、違法捜査を理由とした各種証拠の証拠能力の否定

    1.囮捜査の定義
    囮捜査の定義は論者によって異なるものがあったが、近年判例により「捜査機関又はその依頼を受けた捜査協力者が,その身分や意図を相手方に秘して犯罪を実行するように働き掛け,相手方がこれに応じて犯罪の実行に出たところで現行犯逮捕等により検挙するもの」と定義づけられた(最決h16.7.12刑集58-5-333)。

    2.囮捜査の類型
    わが国では米国の判例にならい、機会提供型と犯意誘発型に区別する二分説を基調とした見解が多い。
    機会提供型は、すでに被疑者が犯意を確たるものとしているとしているところに捜査機関や捜査協力者が接触して大麻樹脂の購入を持ちかける等、犯行の機会を提供するものである。
    犯意誘発型は、被疑者が犯意を持っていない段階で犯行の勧誘をし、犯意を誘発して実行行為に出たところで摘発するものである。
    機会提供型と犯意誘発型の判断基準は、主観説によるとあらかじめ特定の犯罪を実行する態勢があるか否かで分けられることになる。客観説では何人であれ犯意を生じさせたかによる。しかし、...

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