東京福祉大学 養護原理 レポート2

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    資料紹介

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     「施設で用いられる個別援助技術(ケースワーク)について述べよ。」
     ケースワークとは、人とその社会的環境との間に個別的に効果を意識して行う調整によって、その人の人格を発展させる過程である。ここで調整を受ける人をクライエント、調整をする人、つまり問題解決を援助する人をケースワーカーと呼ぶ。施設では、ケースワーカーではない児童指導員、保育士がケースワークの技術や原理を応用して、個々の性格やニーズに合わせて積極的な施設養護を展開していかなくてはならない。このような取り組みをケースワーク的処遇、または個別的処遇と呼ぶのである。
     では次にそのケースワークの展開について述べていきたい。
    第一段階として、対象児を把握する事である。対象児として考えられる自童は、入所時点で数々の問題行動(非社会的、反社会的、習癖など)を示す児童、入所後の生活の中で様々な問題行動が明らかになってくる児童、施設生活に適応出来ず、新たに問題行動が出現してくる児童などが挙げられる。このような場合は自分での意識が少ない為、最初の受け入れの際から個々をよく理解する事から着手する必要がある。その為に児童記録票に目を通し、問題の兆...

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