「知識注入型の理科教育を、理科の目標、
授業のあり方から批判せよ。」
「理科における地域の自然の教材化の必
要性を述べ、次にあなたの住んでいる
地域を事例にして考察し、具体的に教
材化のモデルを作成せよ。」
「知識注入型の理科教育を、理科の目標、
授業のあり方から批判せよ。」
現在学校教育において、体験学習をはじめとした「生きた教育」をテ-マに様々な授業が展開されている。それにもかかわらず、いまだに残る受験競争での理科のとらえられ方としては、生物や化学などの分野それぞれに関する事実を集め、機械的に記憶する事が中心となっている。そこで、そういった現実をふまえ、本来の理科教育のとらえ方についてどうあるべきなのか考察してみたい。
まず、理科教育の本来の目標について考えてみると、理科にはまず何が起こるかを観察し、予測をたて、それから条件を整えて仮説を検証する。そして最後に観察に意味を付けるという一連の流れのもとに疑問を持ったことに対して「考える方法」を身につけることにある。具体的に例を挙げると、水に食塩を入れてかき混ぜると食塩の形が見えなくなったとか、溶け残っている事が分かりました。などの結果が出た後に「気がついたことを発表しよう。」 という働きかけが普段よく行われるが、そうではなく、始めに単元全体を見通すような望ましい「?」や調べてみたいことを子ども達に問いかけることから始め、最初...