日大通信 証券市場論 分冊1

閲覧数2,068
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    ご利用は自己責任でお願い致します。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    企業の資金調達方法には、様々な方法があげられ、中でも銀行借入(有担保)や資産担保証券(ABS) 等は所有する資産の市場価値に対して調達可能な資金が決定されるが、一方で社債や株式等の証券発行による資金調達は、証券市場におけるプライシング方法の理解が不可欠である。証券の発行体が公開企業等で、経営者と投資家の間に情報の非対称性が存在しないことを前提として、公開情報の中から企業の内在的価値を基に株価を算定する方法をファンダメンタルズ分析という。
    株式のファンダメンタルズ分析では配当割引モデル(DDM)や株価収益率(PER)、株価純資産倍率(PBR)等が挙げられる。
    DDMは、毎期の配当金のキャッシュ・フロー(CF)を、市中金利で割り引いて算出した現在価値を株価とする方法である。予定配当が毎期1株d円の株式で、市中金利がrの時、株価Pは以下の式となる。
    P=d/(1+r)+d/(1+r)^2+.......d/(1+r)^t…①
    継続企業を前提に、永続的に当該株式を保有する場合、t->∞であるから、①式は、初項d/(1+r)、公比1/(1+r)の無限等比級数となり、P=初項/(1-公比)の公式に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。