日大通信 心理学 分冊1

閲覧数1,864
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    ご利用は自己責任でお願い致します。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    心理学における学習の定義は、「個体発生過程において、経験により比較的永続的な行動変化がもたらされること、およびそれをもたらす操作、そしてその過程」を指す。ここでは、この学習形成の理論を説明する。
    試行錯誤説は、猫と餌と問題箱を用い、猫の問題箱からの脱出時間を計測した実験でゾーンダイクが提唱した説で、取りうるあらゆる手段を試み、失敗と成功を繰り返すうちに解決を見出す学習の形成として、動物の学習の基本的な型とされる。
    パヴロフが、犬を被験体として唾液腺の研究を行っていた際に、餌がなくとも実験者が犬に近づいただけで、唾液を分泌しているところに注目し、実験の反復から犬は実験者が近づいた直後に餌を与えられることを認知し、結果として実験者を見るだけで唾液が分泌されるようになったと考えた。これは、本来無関係の中性刺激(実験者の接近)と反応(唾液分泌)が、餌(無条件刺激)との対呈示によって条件反応(唾液分泌)を引き起こす条件刺激(実験者の接近)という新しい結合を形成したとされ、これを古典的条件説といい、パヴロフ型条件づけ、レスポンデント条件付けという。人間では、レモンを見ると唾液が出たり、子供を歯医者...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。