S0532生徒指導・進路指導の研究

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    『小学校において教育相談をおこなう場合、どのような点に注意しなければならないか。いじめ・不登校のいずれかをとりあげて説明してください。』
     学校現場では、日々、教科指導と同時に生徒指導にかかわるさまざまな課題が生じている。特に、生徒指導上の課題は、校内暴力や非行の他、いじめ・不登校といった容易に成果がでないようなものもある。しかし、このような教育課題を解決すべく、教育相談などが実践されている。教育相談は、「一人ひとりの児童・生徒の教育上の諸問題について、本人またはその親、教師などに、その望ましいあり方について助言指導するものであり、個人のもつ悩みや困難の解決を援助することによって、その生活によりよく適応させ、人格の成長への援助をはかるもの」である。教員は、いじめ・不登校、非行などさまざまな課題に直面している子どもたち、あるいは直面しそうな子どもたちへの健やかな成長を援助することが必要となってくるのである。

    ここでは、不登校をとりあげて教育相談について考え

    ていくこととする。

    ・不登校とは

     不登校とは、経済的な理由、病気、またいわゆる「怠け」といった理由等も考えられるが、何らか...

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