中央大学法学部通信教育課程 刑事政策 2017年度第1課題 合格レポート(C評価)

閲覧数4,386
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    刑事政策 第1課題 B20A 2017年度

    自由刑と財産刑(特に罰金)の比較において、①自由刑の長所と短所は何か、②財産刑

    の長所と短所は何か、また、③自由刑の代替策として財産刑を使用することが有効なのは

    どのような場合か。以上3点について、順に説明せよ。

    [回答案]

    1 自由刑の長所と短所

    自由刑とは、受刑者を一定の刑事施設に拘禁して、その身体的自由を剥奪すること

    を内容とする刑罰である。そして、従前から議論されている重要な問題として、短期

    自由刑がある。短期自由刑は、比較的刑期の短い刑のことを指すが、おおよそ3ヶ月

    説、6ヶ月説、1年説が主要なものであり、我が国での通説は6ヶ月説とされている。

    但し、この説に関しては、3ヶ月と6ヶ月説は、短期の持つ弊害を基準とした短期自

    由刑を廃止する説であり、対する1年説は、短期の受刑者処遇の有する有用性を基準

    とした短期自由刑を再評価する説であることに留意する必要がある。その廃止する説

    であるが、従前より受刑者を改善するには不十分で、腐敗させるには充分な刑罰であ

    るとの批判があり、廃止議論の中心となっていた。しかし、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。