メディア史におけるケータイ

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    『“ケータイ”の発展とメディア複合化』
    「自分が生まれてから現在にいたるまでの人生を軸として、その間に日本のメディア(特定のメディアでも可)が社会とともにどのように変化してきたのかについて、自分の体験を交えつつ述べよ。」
     私が今回、取り上げるメディアは“携帯電話”(以下「ケータイ」)である。日本ではいまや一人一台持っているのが当然であるかのようなメディアとして認識されているケータイであるが、著しい成長を遂げてきたのはごく最近だ。今回のレポート課題は、自分の人生を軸とするという設定もあり、ケータイの歴史とは非常に近いスパンとなっている。よって、ケータイの存在は歴史的に見ても私たちに最も近いメディアであり、私たちの人生と密接な部分が多いため、ケータイを取り上げ、レポートしてみようと思う。以下、ケータイの歴史と自分たちの生活がどのようにリンクして変化を遂げてきたのか述べることとする。
     ケータイの歴史を遡って、ケータイが最初に世間に登場したといえる場面は1970年の大阪で開かれた万国博覧会である。当時は「夢の電話」として注目を浴びる一方、まだまだ試験段階であったため、実用化には時間がかかっ...

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