今日は、基礎看護実習の一環として、ICUの実習をさせて頂いた。ここでは、内科・外科系を問わず、呼吸・循環・代謝、その他重篤な急性機能不全患者を対し、強力かつ集中的に治療・看護を行うことによって、その効果を期待することころである。適応として重症肺炎や喘息などの厳格な呼吸管理が必要な疾患、重症心不全、ショック、心臓術後などの循環管理が必要な疾患、痙攣重積、意識障害、昏睡などの神経系疾患、多発外傷・中毒・熱傷、透析や血液浄化法などが必要な肝不全や腎不全を含む多臓器障害などであり、集中的な治療・看護による救命の可能性または救命処置の必要性がある患者である。医師、看護師、臨床工学技師等と協力しながら、専門性の高い治療・看護が行われており、日中は患者1人に対し看護師1名、夜間は患者2人に対し看護師1名の固定チームナーシングと機能別の混合型看護体制がとられている。ICUは、HCU・手術室と隣接し、4床のベッド数を有していて、通常の出入り口とは別に、術後の全身管理では、手術室からそのまま入室が可能な構造にもなっている。また、一般の病棟とは違い、患者のベッドとスタッフルームには壁はなく、緊急時にはすぐに...