保育園実習を終えて
小児看護実習の一環として、健康な子どもの発達段階を学ぶため、保育園実習をさせて頂いた。
0~1歳児では、追視や寝返り、お座り、掴まり立ち、ハイハイ、つたい歩き、一人歩きと月年齢に応じての発達の違いを実際に見て、授業で学んだ乳児期の運動発達と合わせて観察することができた。生活面では教科書やイメージでは分かり辛かった、離乳開始期、中期、後期の児の舌の運動発達の違いを実際に見ることで、舌の上下運動や口唇の動きを理解できた。また、特定の人への信頼感を持ち、人見知りや分離不安のある児もいて、保育士にしがみついたり、抱っこしてもらうことで安心するなど、愛着関係や恐れのあらわれといった情緒・社会面の発達の実際も理解することができた。この時期の遊びにおいては、他の子どもがいても周囲には無関心なひとり遊びや、がらがらや音のする遊具による感覚遊びが盛んであった。
1~2歳児では、意味のある言葉でしっかり会話をしたり、数を数えたりと教科書上での「2歳2語文」ではなかったことに驚いたが、保育園という環境が子どもの成長発達の促進に大きな影響を与えているということを実感した。生活行動では、食事...