【初等算数科教育法】7551単位目:①:概数
概数の指導で必要な位や、けた数を示すには、どのように表現したらよいか。
具体例「13645」を使って、「百の位までの概数」と「上から2けたまでの概数」を述べよ。
(解説)
概数をとるときには、どの位までの概数をとるのか、指示のしかたには二通りの表現があることを指導する。
「…の位までの概数」
「上から…けたまでの概数」
《レポート本文》
「百の位までの概数」
「…の位までの概数」というのは、その…の位までが本来の値(残す値)であることを示している。そして、その一つ下の位の数を切り上げ、あるいは切り捨て、または四捨五入し概数を求めることである。
「13645」では、右から一、十、百、千、万の位であることから、ここでの百の位は、「6」になる。
「百の位までの概数」ということは、一つ下の位である、十の位「4」を四捨五入する。四捨五入で「4」は4以下であることから切り捨てられるので、求められる「百の位までの概数」は「13600」となる。
「上から2けたまでの概数」
「上から…けたまでの概数」というのは、左から数えて、…けたまでが本来の値(残す)であ...