[循環器] 肺血栓塞栓症

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    肺血栓塞栓症、肺性心
    1.肺血栓塞栓症
    肺動脈が塞栓子によって閉塞する疾患を肺塞栓症とよぶが、臨床的には血栓によることが多く、肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism:PTE)とよばれる。
    原因
    深部静脈に生じた血栓が遊離して肺塞栓を生じるもので、血栓の80%以上が下肢深部静脈、時に右心系の血栓による。静脈内血栓形成の誘因として、長期臥床などによる血流のうっ滞血栓性静脈炎などによる静脈壁の異常、妊娠、経口避妊薬、悪性疾患などによる血液凝固能の亢進が考えられている。米国では年間65万人(心筋梗塞の半分)、日本でも増加傾向にあり、最近ではロングフライト症候群(エコノミークラス症候群)などとよばれて話題になっている。
    症状
    呼吸困難胸膜痛、不安感咳噺などであり、広範型では不安感、発汗、失神、心悸亢進を訴える。身体所見としては頻呼吸、頻脈、Ⅱ音の亢進、深部静脈血栓など、血液ガス分析で低酸素血症がみられる。心電図では前胸部誘導の陰性T波、SⅠ/QⅢ型など、心エコーでは右室・右房の拡大など右心負荷所見、肺血流シンチグラムでは血流途絶や造影欠損、造影CTでは肺動脈幹部の血栓像...

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