低血圧症
低血圧症(hypotension)のはっきりした定義はないが、収縮期圧が100mmHg未満で、いろいろな愁訴や症状を伴うものをいうことが多い。愁訴や症状のない場合は、収縮期血圧が100mmHg未満であっても、病的な意味はない。
基礎疾患の有無から、本態性低血圧症と症候性(2次性)低血圧症に分類される。
病態・症状
低血圧のために臓器の還流障害を生じて様々な愁訴や症状を訴える場合がある。持続性生に症状のある場合と、起立、食後運動後などにのみ症状を示す一過性の場合とがある。
全身倦怠感脱力感などの全身症状や、眩量、耳鳴頭痛肩こり、動悸、食欲不振といった多彩な症状を訴える。
分類
〈本態性...