代理母出産の問題点

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    代理母出産の問題点
    2008/11/20発表
    ●はじめに
    代理母出産の是非をめぐる論争を踏まえた上で、規制すべきなのか容認すべきなのか、規制するとしていかなる態様の規制をすべきか検討したい。
    ●代理母出産とはなにか  代理母出産とは、依頼者が別の女性(代理母) に対して、代わりに子どもを妊娠・出産するよう委託することをいう。 その方式は大きくホストマザー型とサロゲートマザー型に分かれる。
     ホストマザー型とは、代理母と遺伝的につながりのない受精卵を子宮にいれ、代わりに産むよう依頼する形態をいう。その受精卵に関して、どの程度依頼者が提供したかによってさらに3段階に分かれることとなる。サロゲートマザー型とは、依頼者もしくは依頼者の夫の精子を代理母の子宮内に注入する形態をいう。この場合、代理母は子について遺伝学的なつながりをもつこととなる。  ・ホストマザー型   (①依頼者の受精卵を用いる場合)   (②第三者精子又は第三者卵子を使用する場合)   (③精子卵子ともに第三者提供による場合)  ・サロゲートマザー型
     この代理母出産は、依頼者自らでは子どもを妊娠・出産できない場合...

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