β-ガラクトシダーゼによるONPGの加水分解

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    資料紹介

    本実験はβ-ガラクトシダーゼによるo-nitrophenyl-β-D-galactopyranoside(ONPG)の加水分解の37℃における最大速度、ミカエリス定数を求めること目的とするものである。この方法として、加水分解により生じるオルトニトロフェノキシイオンの生成速度を吸光度測定、ラインウェーバー・バルクプロットにより追跡。また、32℃、42℃の条件下で同様の実験を行い、濃度変化・温度変化の二つの面から反応速度について考察を行った。以下にこの資料の内容を示す。


    [緒言]
    ●酵素の反応について
    ●酵素-基質間の反応について
    ●ミカエリス・メンテンの式

    [実験項]
    ●関連物質の物性
    ●試薬の調整法
    ●実験操作

    [結果・考察]
    ●37℃における反応の最大速度の算出
    ●ミカエリス定数の算出

    [参考文献]

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    [概要]
     本実験はβ-ガラクトシダーゼによるo-nitrophenyl-β-D-galactopyranoside(ONPG)の加水分解の37℃における最大速度、ミカエリス定数を求めること目的とするものである。この方法として、加水分解により生じるオルトニトロフェノキシイオンの生成速度を吸光度測定、ラインウェーバー・バルクプロットにより追跡。また、32℃、42℃の条件下で同様の実験を行い、濃度変化・温度変化の二つの面から反応速度について考察を行った。
    実験・考察の結果、37℃における最大速度は、Vmax=4.5214×10-5 [mmol/(mL・min・mg)]、ミカエリス定数Km=1.1798×10-3であった。また、反応速度は温度が一定であれば基質濃度が大きいほど速く、濃度が一定であれば、酵素の最適温度に近いほど速かった。
    [緒言]
     酵素とは触媒活性を有する蛋白質の総称である。生物の営むほとんどすべての反応にはそれぞれ応じた酵素が存在し、それらの反応をその生体の生存可能な条件下で円滑に進行させ、生命を維持することに役立っている1)。酵素に関わるもろもろの反応は酵素反応と呼ばれ、...

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