技能五輪で金メダル常連のデンソーは一体どうやって
人材を育成させているのか?
今回はそのあっと驚くような方法を取り上げてみました。
新入社員が入ってくるこの時期にあなたの会社でも
一流を育てる参考にしてみてはどうでしょうか>>
一流を育てる人材育成法
~デンソー偏~
技能五輪で金メダル常連企業であるデンソーに
スーパースターは存在しません。
しかしなぜ継続して金メダルをとれるのか?
『一流を育てる』それがデンソーのものづくりの根幹です。
まず技能五輪代表候補はデンソーの訓練校を卒業した
ばかりの 17、18 歳から選ばれます。
勝負を分ける 0.001㍉単位の誤差を見抜くのは指先の
敏感な感覚です。その感覚はヤスリの裏に目があると
さえ言われる位すごものです。
全ては鉛筆削りに始まります。選考の際は必ずカミソリほどに
薄い刃のナイフで鉛筆を削らせます。ぱっと手に取った刃物の
どこに指を添え、微妙な力加減をどう伝えていくのか!?
そこに、はっきりとしたセンスが表れるいいます。
訓練に入る前には心理学の理論に基づいた性格検査を
受けさせます。客観的に分析し先輩達のデータをつき合わせ
誰をコーチにするのかを決めます。そこにカリスマコーチなどは
いません。素質を見極めて選手選手に合った指導役を見つけて
やる。個性的な選手にこそ個性的なコーチをつける。
例えば A 選手は誰もが認める生まれ持っての器用がありました。...