病理学~免疫・アレルギー~

閲覧数2,234
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「免疫に関与する細胞」
    免疫に関与する主な細胞は以下のようなものがある。
    ①幹細胞:T、B細胞の源(多能性幹細胞のあとの、リンパ球への分化を委ねられた細胞)
    ②胸腺細胞:T細胞のもとになり、皮質の洞部から髄質に移動して成熟細胞となる。
    ③T細胞(Tリンパ球):抗体産生の調節作用と、細胞性免疫の効果作用をもつ。機能分担の面から次の4種に分けられる。
    TH(ヘルパーT細胞):抗原により活性化してB細胞の抗体産生とTc、TDの働きを助ける。最近、ヘルパーT細胞であるCD4+T細胞は、IFN-γ(インターフェロン)やTNF(腫瘍壊死因子)を産生し、細胞性免疫に関与するTH1細胞とIL-4、6、8、10を産生し液性免疫に関与するTH2細胞に分けられている。
    Tc(細胞傷害性T細胞):標的細胞破壊。多くのリンホカインをだす。
    Ts(サプレッサーT細胞):B細胞の働きやTcの働きを抑制する。
    TD(遅延型過敏症型T細胞):マクロファージの活性化、またリンホカインを出して遅延型反応に関与する。
    ④B細胞(Bリンパ球):活性化されると形質細胞となり、免疫グロブリンを産生し液性免疫に関与する。
    ⑤免疫芽細...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。