S0612 生活科概論<科目最終試験問題>6題 2010年度

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    『生活科の充実発展を目指すために言葉による表現活動の意味を考える際、配慮しなければならないことがらを3点挙げ、それぞれを説明しないさい。』
     一つ目は、表現が子どもの意識に基づくものとなっているかということである。表現は子どもから表したくなるものであることが重要であり、やらされてするものであってはならない。常に子ども一人一人の意識に寄り添い、子どもがやる気になる表現活動、楽しい表現活動をしなけれなばらない。
     二つ目は、子どもの技能の違いに対応することである。言語習得がままならない一年生にすべて文字言語で表現させるのには無理がある。文字言語だけに頼らず、音声言語や身体表現、絵や造形表現などもある。つまり、表現を多様にとらえることが大切である。多様な表現活動が保障されるよう配慮しないといけない。
     三つ目は、思考と表現、表現と活動、活動と思考などは常に一体的に行われることが多いことである。子どもは表現しながら考えていく、考えることが表現を変える、活動しながら積極的な表現がなされ、豊かに考えることが行われる。特に、低学年はその特徴が顕著である。発達特性を視野に入れて学習表現を行うことが必要...

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