「育児ストレスと環境の関係性」という実験において、
・なぜ質問紙調査法で行うのか
・研究目的
・調査実施前の決定事項 (例:調査対象者の決定)
・調査項目 (例:どれくらいの頻度でストレスを感じるのか)
について書いたレポートです。
<なぜこの研究において調査法がふさわしいと考えられるのか>
この、「育児ストレスと環境の関係性」というテーマにおいて、観察法を用いた場合、育児の様子を観察しなければならない。しかし、育児という長期にわたる行動の追跡は事実上不可能であり、限界が生じてしまう。また観察法では、外部に現れた事象や行動しか観察することしかできない。ストレスというのは、外部に現れた行動ではないため、調査対象者の内的環境を調査する必要がある。調査法を用いた場合、調査対象者の言語的報告による以外に知ることのできない現象についての資料を得ることが可能であり、観察不能な過去の行動などの資料収集が可能である。
また、面接法については、個別に実施するので費用と時間がかかる。今回の研究においては、様々な要因を検討し、多くのデータを集めることを目的としているため、できるだけ多くのデータを短期間に安く集めたいために、面接法は好ましくない。面接法は、人は長い沈黙に社会的圧力を感じ、最初に心に浮かんだことを、熟考せずに答えてしまうことがあるので、回答が信頼しにくい。それに比べ、調査法は十分な時間が与えられていれば、熟考することが可能と...