大乗仏教の思想的な特徴について、「菩薩」「六波羅蜜」「空」「利他行」といった用語を用いて説明しなさい。
この資料について
課題名
2010年度 R0101 仏教学 第ニ設題:大乗仏教の思想的な特徴について、「菩薩」「六波羅蜜」「空」「利他行」といった用語を用いて説明しなさい。
この資料は佛教大学通信教育部の2010年度のレポート課題に対して、私なりの理解、解釈に基づいて書いたものです。
以降この科目を履修される方が、この資料を参考にしてより良い理解の下にレポートを作成出来るよう、参考資料としてこのレポートを提供させて頂きます。
大乗仏教の思想的な特徴について、「菩薩」「六波羅蜜」「空」「利他行」といった用語を用いて説明しなさい。
釈尊の死後、その教えは今で言う原始仏教から部派仏教を経て、大乗仏教が成立した。大乗仏教の思想的特徴を捉える上で、まず大乗仏教がどのような背景の下で成立に至ったのかを整理していく事とする。
釈尊滅後100年余りまでは釈尊の弟子が形成した教団が着実に広がりを見せていた。しかし入滅から100年を過ぎ、アショーカ王の帰依によって更なる広がりを見せ始めた頃に戒律上の見解の相違から、仏教教団は戒律を厳しく重んじ、保守的である上座部と、進歩的で戒律をそこまで厳格ではない大衆...