原始仏教の思想的な特徴について、「縁起説」「四諦説」「煩悩」「覚り」といった用語を用いて説明しなさい。
この資料について
課題名
2010年度 R0101 仏教学 第一設題:原始仏教の思想的な特徴について、「縁起説」「四諦説」「煩悩」「覚り」といった用語を用いて説明しなさい。
この資料は佛教大学通信教育部の2010年度のレポート課題に対して、私なりの理解、解釈に基づいて書いたものです。
以降この科目を履修される方が、この資料を参考にしてより良い理解の下にレポートを作成出来るよう、参考資料としてこのレポートを提供させて頂きます。
原始仏教の思想的な特徴について、「縁起説」「四諦説」「煩悩」「覚り」といった用語を用いて説明しなさい。
現在においても広く知られ、また大乗仏教や部派仏教など様々な形で信仰されてきた仏教の内、「原始仏教」とは起源となった釈尊=ゴータマ・シッダッタの覚り、及び仲間や弟子への説法を指す。
まずゴータマ・シッダッタが悟りへ至った経緯から見ていく。シッダッタは約2500年前、スッドーダナ王の長子として誕生したが、二十九歳の時に王城を抜け出してマガタ国に入り、出家をした。そこで禅定を学んだがすぐに会得して満足を得ることはなく、その後の六年間の苦行を経ても覚りには辿り着かな...