精神保健福祉論② 「精神保健福祉の歩みを踏まえた上で、精神保健福祉法の概要について述べよ。」 課題レポートA判定

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「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」(精神保健福祉法)は、精神障害者について、それまでの「医療及び保護」の対象として捉えるのではなく、福祉施策の対象として捉えられるようになった意義のある法律である。すなわちこの法律によって精神障害者が他の障害者と同様に「自立と社会経済活動への参加促進」を目標として、社会復帰と福祉施策の充実が図られることになったのである。
 これから、この法律が制定された背景として精神障害者を取り巻く法律の歴史的変遷を追いながら、述べていく。
 以前は、精神障害者に関する規制は長い間、国というよりもむしろ各地方の判断に委ねられていた。1900年制定の精神病者監護法は、そういう意味で、最初の全国的規制となる。その法の基本精神は治安を第一義とする社会防衛思想に基づくもので、精神病者は私宅監置を含め医療の枠外に置かれるという状況を招いた。

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「精神保健福祉の歩みを踏まえた上で、精神保健福祉法の概要について述べよ。」
 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」(精神保健福祉法)は、精神障害者について、それまでの「医療及び保護」の対象として捉えるのではなく、福祉施策の対象として捉えられるようになった意義のある法律である。すなわちこの法律によって精神障害者が他の障害者と同様に「自立と社会経済活動への参加促進」を目標として、社会復帰と福祉施策の充実が図られることになったのである。

 これから、この法律が制定された背景として精神障害者を取り巻く法律の歴史的変遷を追いながら、述べていく。

 以前は、精神障害者に関する規制は長い間、国というよりもむしろ各地方の判断に委ねられていた。1900年制定の精神病者監護法は、そういう意味で、最初の全国的規制となる。その法の基本精神は治安を第一義とする社会防衛思想に基づくもので、精神病者は私宅監置を含め医療の枠外に置かれるという状況を招いた。

こうした中で、1919年、精神病に対する公共の責任として公立精神科病院を併設させることを明記した精神病院法が制定される。1950年制定の精神衛生法...

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