はじめに:
現在日本では電子タバコやたばこ税によって喫煙者からタバコを切り離す動きが目立っている。しかし、このような政策だけではタバコの消費を止めることは出来ない。このレポートではいかにタバコの価格を上げるのが重要であるか、なぜ今から始めなければならないかを証明していきたい。現状では多くの国がタバコ規制処置を取っている。タバコ規制処置を実施している国ではタバコ一人当たりの年間総消費量や喫煙から発症する患者数は減少しているのは確かである。例えば、アメリカでは35歳から69歳の男性の年間死亡数は減少している。しかし、日本では一人当たりの消費量は未だ他国に比べ高い。この原因は日本でのタバコの価格が他国に比べ低いからである。タバコは依存性が高いが、たばこの価格が上がるほど消費者が減少している。
図1日本の成人喫煙率
(出典厚生労働省国民健康栄養調査http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd100000.html)
これは日本の喫煙率の推移である。平成21年の調査では、日本人の喫煙率は21.7%で、年々減少してきているが、未だに喫煙者がいる...